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女の肌を、色素の薄い手がつぅと滑る。
暗闇のなか、ベッドに横たわる女と、それに手を掛ける女。

「んぅ…はぁ、あ」
時折洩らす声には吐息が混じる。
「あぁ、あ、るかぁ…ん!」
女の手が枕に爪を立てる。
情熱の色で塗られた爪は、まるで流れる血のよう。

「はぁ、ん…そこ、は…あ!」
「ここ、ですか?メイコさん…」
軋むベッドの音が、いやに耳につく。

「あぁ…!て…いやぁ…」
「いや、じゃないでしょ…?」
「ん…いぃ…んぁあ」

髪の長い女が、耳元で気持ちい?とささやく。
耳からこぼれおちたひと房の髪が、下の女の肌をくすぐる。

「あ、はぁ…ルカ…きも、ちい…あぁ!」
夜は長い。




「ねぇ…ミク姉。アレどう思う…?」
「どうって…放送禁止絶対アウトでしょ…確実に」
「だよねぇ…アタシ絶対、ルカ姉にマッサージ頼まないようにしよ」
「あと、メイ姉にマッサージはしないほうがいいね」


「んぁあ!…はぁ、あ…ルカ、もうチョイ下、腰のあたり…そう、そこそこ」
「ここですか?…気持ちいいですか、メイコさん?」
「んぅぅぅ…上出来」






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