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ミクとリンは二人でお出かけ。
カイトとレンも連れだってお出かけ。
ということで、本日は俺とメイコとルカの三人での晩御飯である。
巨乳に囲まれての食事である。
巨乳である。
正直に言おう。
期待していた。
巨乳に囲まれてマスターウフフな状況…だって、アイスもガキんちょも、エセ英語喋るネギもいない、三人きり…
右手に巨乳、左手に巨乳!おっぱい!…な状況になるはずだったのに…

なんなの…この状況…
いや、普通に考えたらおいしい状況なんだろうけど…
………。
「ルカ、おいしい?」
「はい…メイコの手作りなら何でもおいしいです」
………。
「はいルカ、あーん」
「え、え?あーんですか…?」
「そ、あーん」
「あ、あーん…」
「ふふふ…ルカは可愛いねぇ」
………。
さっきから…というか、食事始まってからずっと、この調子である。
巨乳と巨乳が仲良くしてるのは見ていて楽しいんだけれども…俺の立場も考えていただきたい。
気まずい…なるべく気配を殺して、すばやくご飯を口に運ぶ。
早く部屋に避難したい…
去りたいよぅ…空気が甘いよぅ…

おい、ルカ…その口元についているのは…わざとか?わざとなのか!?
わざとであろうとなかろうと、そのご飯粒に俺は物凄い嫌な予感がする!
頼むから、メイコが気付く前に取ってくれ…!

俺が気付いているのに、メイコが気付かないはずがない…
「あ、ルカ…ご飯粒ついてる」
「え?どこですか…?」
頼む!頼むから手で取ってくれ、手で!
「ちょっと、じっとしててね」
………。
やりやがった…こやつめ…実行しやがった…
唇じゃなくて…舌で…
ほっぺについたご飯粒を口で取ってもらう…俺が女の子にやってもらいたいこと上位に入る行為…

満足げに、おいしいとか言ってるメイコ。
真っ赤になって、それでも満更でもなさそうなルカ。
俺は空気…色んな意味でエアマスター…

ミクとリンも異常に仲が良いし…もしかして、メイコとルカみたいな関係だったりするのか…?
普通に手とかつないでるし…ありえない話でもない…
カイトとレンも最近になって男の友情深めてるし…ま、まさかカイトとレンまで!?
うそーん…

ミクとリン
カイトとレン
そして…
「メ、メイコ…あとで、部屋きませんか…?」
「んふふ…もちろん」
………。
俺の…俺の…素敵なボーカロイドファミリー計画はどこへ消えた…






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